こんにちは。三児の父親 KOU です。
男性の育児休暇の取得期間を決めるポイントについて、解説していきます。
育児休暇取りたいと考えてるけど、実際どのくらい取ったらいいかイメージが湧かない。
特に初めてのお子さんが生まれる場合は、特にそう思われる方も多いのではないでしょうか。
今回は男性が育児休暇を取得する際に考慮すべきポイントと、半年は取得するべき理由を、私が育児休暇を取得した体験談を元に解説していきますので、皆さんの参考になれば幸いです。
- 育児休暇の取得期間
- 取得期間を決めるための4つのポイント
- 取得期間のオススメとその理由
大前提:男性が育児休暇が取得可能性な期間は?
まず大前提として、男性の育児休暇は配偶者の出産予定日から子どもが1歳になる誕生日の前日までの間が育児休暇の取得時の期間となります。
つまり、子どもが1歳になるまでとなります。
両親が一緒に育児休暇を取得すると「パパ・ママ育休プラス」を適用することができます。これは、子どもが1歳までである休業可能期間を、子どもが1歳2カ月に達するまでに延長できる特例制度で、国が育児休暇を普及するためにできた制度です。
気になる方は、厚生労働省のリンクを貼っておきますので合わせて確認してみてください。
育児休暇 取得期間を決めるために考慮する4つのポイント
育児休暇の取得期間を決めるにあたり、以下の4つのポイントは必ず押さえながら期間を決めましょう。
- ママへのサポートが必要なタイミング
- 収入面に不安はあるか
- 兄姉はいるか
- 現時点で自分がどのくらい家事・育児のスキルがあるか
それでは一つ一つ解説していきます。
①ママへのサポートが必要なタイミング
まず、一番重要なことは「ママがパパのサポートを必要とする期間」に育休を取ることです。
だけど、初めてのお子さんだったりする場合、どのタイミングで取ればいいかわからないと思いますので、必ずサポートが必要な期間を紹介します。
- 産後1カ月以内
- 離乳食が始まるタイミング
- ママが職場復帰したタイミング(早期復職の場合)
とにかく産後1カ月は、ママが体力的にかなりきつい時期なので、育児休暇を取ることを強くオススメします。
この頃の赤ちゃんは、夜中も3~4時間おきに起きるので、ママの体力は限界になります。それ以外にも、最初の1カ月間はママも赤ちゃんも外出ができないので、必ずパパのサポートが必要になります。
仕事の内容的に長期の育児休暇は難しいという方も、ポイントで分割して取得できるようになれば、かなりママも助かると思いますので、積極的に活用したいところですよね。
②収入面に不安はあるか
せっかく子供が生まれるので、育児休暇を取りたいところですが、収入面もしっかり考えておきましょう。
育児休暇を取得したものの、家計が大変で、育児に専念できないのは本末転倒です。
育児休暇を取得することで、会社からストップした給与の代わりに貰えるのが「育児休業給付金」となりますが、期間によってもらえる金額も、変わりますのでしっかり確認しておきましょう。
- 育休開始から180日(6カ月)まで:休業前給与の67%
- 育休開始から180日(6カ月)以降:休業前給与の50%
※支給対象期間については30日の場合
気になる収入面をまとめてますので、合わせて参考にしてみてください。
③兄姉はいるか?
出産されるお子さんが2人目、3人目などで、兄姉がいる場合はそちらも気にするポイントになります。
下の子が産まれてくると、2〜3歳くらいのお子さんがいる場合は、赤ちゃん返りなどをしたりと、気持ちが不安定になり、泣くたり、ぐずったりすることが多くなります。
そんな時こそパパの出番です。生活が慣れて、リズムが出来てくる1カ月はくらいは育児休暇をとりたいところです。
また、里帰りなどしていれば、帰ってきたタイミングから取得するのが良いです。
④自分がどのくらい育児、家事ができるか
最後のポイントは、今の自分がどのくらい育児・家事ができるかです。
特に共働きの場合は、夫婦協力していかないと育児と仕事の両立は出来ないので、どこまで自分一で、育児・家事が出来るのかをしっかり認識しておくことも重要です。
子供が初めて生まれたタイミングで、育児・家事に慣れておくことで、仕事に復帰して忙しくなったとしても、生活がかなり楽になります。
私は最初の子供が生まれた時は、数日しか取得しなかったので、身につくのに時間がかかりました。
経験談からお話しすると、育児も家事も慣れるのに2〜3ヶ月は少なくともかかると思いますので、現時点で全く出来なかったり、自信がないのであれば思い切って長期の育児休暇取得をお勧めします。
男性が取得するべき育児休暇の取得期間は?
ズバリ!!
結論:子供の出産日(退院日)から半年間(6カ月)は育児休暇を取ろう
- 数日、数週間取っただけでは、育児・家事は身につかない
- 家計的にも半年(6カ月)以内が良い
1つ目の理由は、育児に慣れるのは仕事と同じで時間がかかります。慣れるのに2、3カ月少なくとも必要で、さらに自発的に動けるようになるには半年はかかります。
また、自分が育児に慣れるというのもありますが、子供がパパに慣れるというのも非常に重要です。育児は子供と一緒に親も成長していくところがあるので、それを忘れてはいけません。
2つ目の金銭面です。半年以内で有れば、育児休暇前の給与に対して、育児休業給付金が67%貰えるのでかなり家計としては助かります。半年(6カ月)を過ぎると、育児休業給付金が50%となるので家計としては苦しくなってきますので、それ以上取得する場合は、蓄えが必要になってきます。
半年間でしっかり育児と家事をマスターして職場に復帰すれば、復帰後も、難なく育児が可能性だと思いますし、中・長期的に見てかなり楽になります。
男性が取得すべき育児休暇の最低限必要な期間は?
現状、半年間も育児休暇も取れないと思われる方も多いと思います。
ですが、私としては、最低でも1ヶ月は必要だと考えています。それも難しい場合は、可能な限り最大日数を取りましょう。
少してもパパが育児休暇を取得するだけで、ママは本当に助かると思います。
仕事が忙しい、立場的に難しいなどと理由はいろいろあると思いますが、出産後は本当に大変なので、何を大事にすべきかを一度考えてみてください。
そのためにも、育児休暇を取得するために、上長への報告、会社での引継ぎ準備を計画的に行う必要があります。
育児休暇が長いほど幸福度が上がる?
積水ハウスが実施している全国の男性の育児休業の実態調査「男性育休白書2021」というものがあります。
これは全国47都道府県の男女9,400人に男性の育休実態調査が行われているもので「男性の家事・育児と幸福度」に関して、以下のような記述があります。
家事・育児に幸せを感じる男性が増加。20代男性では9割近くが幸せを実感。
出典:積水ハウス 男性育休白書2021
幸せを感じる男性は、職場や社会でもポジティブな変化を実感。
さらに、育児休暇を取得してみて男性自身の心の変化 TOP5 は以下のとおり。
- パートナーの負担を理解できるようになった
- 自分の親心が育った
- 子どもと一緒によく遊ぶ
- 極的に育児に参加
- 積極的に家事に参加
男性の育休取得は夫婦がお互いに相手を思いやる、そんなやさしい気持ちの醸成にもつながっているようですね。
まとめ
男性の育児休暇の取得期間はどのくらいがオススメか」についてまとめてみましたが、如何だったでしょうか。
最後に本記事のまとめです。
- 男性の育児休暇取得可能期間は1歳になるまで
- 育児休暇はママのサポートが必要な期間に取得しよう
- オススメは半年間
- 育児休暇で職場復帰後の生活にも好影響
現状、男性が長期で育児休暇を取得するのは勇気がいることだと思います。ですが、最初にしっかりと準備をすることによって、中・長期的に見ればメリットの方が大きいと思っています。
ぜひ、この機会に育児休暇取得をしてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございます。皆様の参考になれば幸いです。
今日も皆さんに幸せを!!
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